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2009-12-10 [日記]

皆さん、こんばんは。
さっき静岡から帰ってきました。オペラ『椿姫』公演のため、2泊3日で東静岡駅前にある『グランシップ静岡』という立派なホールで練習とゲネプロ(最終的な通し稽古)をしてきました。
前回のブログの内容に間違いがあったため、ここで訂正させていただきます。今回静岡で練習するのは「静岡の方々が出演されるから」ではなく「公演するホールで稽古をする必要があるから」でした。すっかり静岡の方々が助演で出演されるものと思い込んでいましたが、たいへん失礼いたしました!
本番は11日と13日です。相変わらず私の席は舞台の真下で、まったく舞台を見ることはできませんが曲はとても素晴らしいので、ずっと聞き惚れています。というのもオペラの前半1時間程は2nd,Oboe超暇で、あまり吹くところがありません。その割にたまに出てくるとピアニッシモで低い音域を吹かなくてはいけないという過酷な曲なのです。まあ、それが2nd吹きの宿命ですね~頑張ります!

それでは、また!

2009-12-07 [日記]

皆さん、お元気ですか?
すっかり寒くなりましたねえ~寒い季節は楽器の割れに十分注意してくださいね。
つめた~くなっている楽器に、いきなり熱い息を吹き込むと割れの原因になります。まず手で上管を温めて、次にリードをつけずにゆっくりと息を吹き込んで温めてから吹きましょう!

今日は今年初めての『第九』の演奏会でした。久しぶりですが、やはり名曲ですね!
明日からオペラ『椿姫』の公演のため静岡に行きます。静岡の方々が多く出演されるので練習も静岡です。どんな舞台になるのか、楽しみです。

それでは、また。

2009-11-19 [日記]

皆さん、今晩は。
さっき、九州(宮崎・鹿児島)の旅行から帰ってきました。今回の旅行も沖縄同様、音楽教室の公演でしたが、どこの学校も子どもたちは可愛らしくて楽しいお仕事でした。

出発は11日でしたから通算9日間になるのですが、途中土日は公演が休みのため金曜日に一度東京へ戻ってきて、また日曜日に出かけるというスケジュールでした。何事もなければキツイながらも問題なくいったのですが・・・・なんと金曜日の公演後、宮崎空港へ向かう電車が途中で大雨のため止まってしまいました!このまま電車の中で待っていても当分動きそうにもなく、外は大雨。小さな駅にタクシーなんて一台もいないし・・・「もう今日は帰れないか~」と諦めていたのですが、便利な世の中ですね~東京フィルの事務所の人達が携帯で連絡をとりあってどこかからタクシーをたくさん呼んでくれて、皆で分乗して一路飛行場へ。でもその途中の雨は≪バケツをひっくりがえしたような≫状態で、その中をタクシーの運転手さんが急いでくれるものですから怖いのなんの・・・結局、飛行機も遅れたので無事乗ることができました。
飛行機がゆっくり動きだし、これで帰れると思った途端エンジンが止まり機内は真っ暗になり非常灯が点灯!またダメかと思ったのですが、そのまま30分ほど修理をして出発しました。
この飛行機、大丈夫?と皆心配しましたが、まあその日のうちには帰ってくることができました。
別行動をとっていたメンバーは電車が動くまで6時間乗っていたそうです。そういう時って車掌さんが食べ物や飲み物を持ってきてくれるんですって!車掌さんが良くしてくれるので、そのまま乗っていてもいいか~と思ったそうですが、まあ気の長い話です。

それでは、また。

2009-10-31 [日記]

皆さん、こんにちは。
今日で10月も終わり明日からは11月、秋も深まっていきますね。
昨日までオケの公演で新潟県長岡市へ行っていましたが、紅葉も始まっていてきれいでしたよ~
今回は友人と車で行ったので公演の合間に山古志村へ車を走らせました。長岡からは車で30分程度でしたが、美しい棚田が夕日に映えて本当に美しかったです!中越地震から今年で5年が経過したそうですが、まだまだあちこちで復旧工事は続いていました。土砂に埋まってしまった家々は未だそのままに自然の驚異を伝えていました。

11月は九州へ行きます。先日の沖縄同様音楽教室の仕事なので、可愛い子供たちと会えるのが今から楽しみです。
それでは、また。

2009-10-24 [日記]

皆さん、今晩は!
さっき沖縄から帰ってきました~なんと4泊5日の沖縄旅行でした。
とは言っても最初の2日間は文化庁主催の音楽教室の仕事で、あとの2日間を休暇で遊んできてしまいました!
音楽教室の1日目は「糸満小学校」2日目はやはり糸満市の「米須小学校」でしたが、両日ともお天気も良く子供達も可愛らしくて、とても楽しい演奏会でした。ここのところ沖縄ではインフルエンザが再流行の兆しにあるらしく、「米須小学校」では1.2年生が学年閉鎖、その他の子供達も皆マスクをしての鑑賞です。こちらから見るとなんか不思議な感じですよ~表情がよく分からないのはちょっとつまらないですが、仕方ないですね!

今回休暇で沖縄に居残ったのは、どうしても行ってみたい所があってのことでした。それは大宜味村喜如嘉『芭蕉布の里』です。芭蕉布とは沖縄特産の糸芭蕉という植物の繊維を織って作られた布のことですが、本当に涼しげで美しい布なんです。でも布になるまでには大変な時間と地道な努力が必要で、何でも簡単に済ませてしまおうとする現代の風潮とは似ても似つかない作業です。それでもその伝統と技術を大切に後世に残そうと努力されている皆さんがそこには居て実際に黙々と作業をされている姿に感動してしまいました。
私たちが音楽を演奏する上で当然ながら手を抜くということは無いのですが、今一度自分の仕事に対して謙虚に向き合うということを再確認させていただきました。

それでは、また。

2009-10-08 [日記]

 皆さん、台風は大丈夫でしたか?
まだ日本列島を縦断中ということですから、本当に気をつけてくださいね!

昨日から新国立劇場のバレエ公演『ドンキホーテ』の練習が始まりました。練習場は新国立劇場の地下2階。舞台練習になってしまうと、ほとんどバレリーナの方々と会うことも無くなってしまうのですが、まだオケはオケ・バレエはバレエで練習している段階ですから休憩時間が重なってしまうとロビーがいっぱいになることがあります。言うまでもなくオケのメンバーとバレエのメンバーの体型の差は歴然!あのような体型を保つにはいったい何を食べているのか、はたまた食べないのか・・・・ついつい見てしまいます。我々オケ組は少しの時間でもしっかりお弁当やおやつを食べていますが、やはりバレエ組がコンビニのお弁当を食べているという姿は見たことがないですねえ。軽くつまんでいるという感じかな?かっこいい!

バレエの舞台はとても華やかで、人間がここまでできるか?という妙技もたくさん出てきて楽しいものです。オケはずっと弾きずめでキツイですが、独特の楽しさもあります。皆さんも機会を作って是非見にきてください。楽しんでいただけると思います!
それでは、また。


2009-09-23 [日記]

 皆さん、またまたご無沙汰してしまいましたが、お元気でしょうか?
今日でシルバーウィークも最終日ですが、どこかへお出かけしたのでしょうか?
我がオケはと言えば・・・・連日お仕事です!明日は初台TOC(東京オペラシティ)ホールで定期の本番です。明日の演奏会はレアというのか、これまで聞いたことも無かった曲ばかりで、ラフマニノフ作曲『死の島』・カバレフスキー作曲『チェロ協奏曲』・グラズノフ作曲『交響曲第6番』というプログラムです。指揮者はピアニストとして有名なミハイル・プレトニョフ氏ですが、指揮者としてもとても緻密な音楽創りで毎日みっちり練習していますよ~そもそもグラズノフが7曲も交響曲を残していたなんて知りませんでしたが、今回演奏する6番も美しい曲ですが管楽器は吹きっぱなしでキツイ!すでにリードがつぶれました・・・!
明日の演奏会が終わると翌日からは日曜日本番のオーチャート定期の練習が始まります。曲目は『死の島』は共通で、チャイコフスキー作曲『ロココ風の主題による変奏曲』と同じくチャイコフスキーの『マンフレッド』となります。これまたリードの消耗が激しそう!
オーボエは本当にリードが大変です。今日もこれからリード作りしなくては・・・
それではまた。

2009-09-05 [日記]

皆さん、こんにちは。
9月に入った途端、こちら関東地方はすっかり涼しくなってしまいました。急に秋めいてしまうと、ちょっと寂しいですね~
少し前の話になりますが、8月22日東京オペラシティコンサートホールでヴィラ=ロボス作曲『ブラジル風バッハ』全曲演奏会がありました。ヴィラ=ロボスに『ブラジル風バッハ』という作品があることは知っていたものの、全曲っていったい何曲あるのかも知りませんでしたが、なんと9曲もあるんですね!すべてが管弦楽曲ということではなく、無伴奏の合唱曲あり8本のチェロの曲ありと、その他にも色々な編成で構成されています。
日頃ブラジルの音楽を演奏する機会が決して多くはありませんので最初は少し戸惑いましたが、神経質なところの無いおおらかな音楽を心から楽しんで演奏できました。何と表現したら良いか言葉が見つからないのですが、ヨーロッパの音楽とはまったく違う世界がそこにはありました。皆さんも機会があったら是非聴いてみてくださいね!
そして今日は和光市でメインに『ボレロ』の演奏会があり、明日は渋谷オーチャードホールでワーグナーばかりの演奏会があります。このオーチャードの演奏会は昨日も同じプログラムですでに1回やっていて、私の出番は演奏会後半『ワルキューレ第3幕』の3番obで吹く所もあまり多くないのですが、なぜかその3番に一か所低い音で目立つところがあるんです~ずっと休んでいて低い音をPで・・・最悪です。どうして1番obに書いてないんでしょうか?1番も2番も休んでいるのに・・・まあボヤいても仕方ありませんので頑張ります!
来週は9月サントリー定期の練習が始まります。こちらのメインはR・シュトラウス作曲の『英雄の生涯』、担当はコールアングレで、かっこいい曲ですが超難しいです。今更ですが、練習しなくちゃ~
それでは、また。

2009-08-16 [日記]

皆さん、今晩は。
今日は終戦記念日(ブログを書いているうちに日付が変わってしまいました~正確には昨日ですね)ですが、東京フィルでは毎年この日にコンサートをしていて、今回で20回になりました。ユニセフ親善大使の黒柳徹子さんが当団の副理事長ということもあって、過去20回すべて黒柳さんの司会で、終戦記念日にあたり『戦争を繰り返してはならない』そして『いつも世界のどこかで内戦が絶えず、子どもたちが貧困のために死んで行くという現実がある』ということを訴えています。
私も20年間このコンサートにはほとんど出演していますが、残念なことに黒柳さんのお話は20年間同じ。つまりいつも世界のどこかで戦争が続いていて絶えることがないということです。
今の日本は不景気で生活も大変ですが、それでも食べる物もあり電化製品も揃っています。でも『それが当たり前ではない』ということを皆が考えるためにも、この終戦記念日を忘れてはならないと今年も思いました。

今日のコンサート後半は音楽物語『窓ぎわのトットちゃん』でした。黒柳さんのベストセラー本に小森昭宏さんが作曲をして黒柳さんが語りを入れていくという企画で、これまで何回演奏したかな?本当に数えきれない程演奏したのですが、そのたびに泣けるんです。中でも『大冒険』というお話が感動的なのですが、EHにソロがあって私は泣いてる場合ではありません。しかも何だか難しい!
ずっと以前ですが、ソロの部分を楽屋で練習していたら、それを聴いていたVlaの友達が泣いていました。美しい弦楽器の伴奏も感動的な黒柳さんのお話も無いのに・・・?いまだに逸話として残っていて今日もその話題で盛り上がりました。

それでは、また。

2009-08-03 [日記]

皆さん、こんにちは。
8月に入りましたが、日照不足が心配ですね~TVでも農家の方々の悲痛な声が放送されています。「自然が相手」というのは大変なことです。
ある意味私たちob吹きも「自然を相手に戦っている」と言ってもいいかもしれませんね!リードの材料もそうですし、演奏する場所の温度や湿度にも大きく影響されますし・・・だからこそ作りものではない良さも出るのでしょうが、自分の思うようにならない厳しさもありますね!
8月前半は3年に一度の≪世界バレエフェスティバル≫の公演が続きます。表題の通り世界中のバレエ劇場からトップダンサー達が日本に終結して、入れ替わり立ち替わり素晴らしい踊りを披露しています・・・たぶん披露していると思います。毎度のことですが、私の席は一番舞台に近い壁際で、お客様の熱狂している顔は見えますが、舞台は何一つ見えません。何も見えず4時間半の公演は正直辛いです。お仕事ですから、そんなこと言ってはいけませんね!頑張ります!

 先日、メールの送受信に不具合が生じ大変ご迷惑をおかけいたしました。復旧しておりますので、何かありましたらご連絡いただけたらと思います。申し訳ありませんでした。
それでは、また。

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