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2010-06-13 [日記]

みなさん、こんにちは。
オーボエの小川綾子です。

今日も「カルメン」の本番を終えてきました。
今日はマチネ(昼間の本番)でした。

前回の日記で予告したように、今日はオーケストラピットの内部を撮影してみました。

ピット2.jpg

この狭い穴ぐらで日々演奏していますが、もちろん音響などちゃんと考えられていて、床が上下してピットが深くなったり浅くなってりするんですよ。

舞台の下にいるので残念ながら舞台で何が起こっているかは一部の楽団員からしか見えませんが、お客さんの方を向いて演奏してるので、2階席などのお客さんの顔はよく見えますよ~

ピット1.jpg

ここが私の席です。
意外と指揮者の近くで緊張します・・・

そして今日は楽団員の仲間内でのくだらない笑い話を(笑)
オペラはイタリア語、ドイツ語、フランス語など様々ですが、時々日本語に聞こえる時があります。
まさにタモリ倶楽部の「空耳アワー」のオペラ版!!


今やっているカルメンはフランス語のオペラですが、聞こえてくる空耳は、エスカミーリオという闘牛士が現れるシーンで街の住民が「les voici!oui, les voici!!」日本訳は「彼がきたぞー」と合唱する部分が「うめぼし~」と聞こえてきます。

もう一つはホセがカルメンによりを戻しくれとせがむシーンで、ホセが「Carmen il est temps encore」日本語では「カルメン!またあの頃に戻ろう」と歌うのが、「カルメン、イレトどこ~」と聞こえてきます。イレトとは音楽業界用語でトイレという意味ですが、それが耳に付いちゃって演奏中笑いだしちゃいそうです。

楽団員のみんなと休憩中コーヒーを飲みながら「聞こえたよね~」などと談笑しながら、また仕事に戻っていくのです。


皆さんも探してみてくださいね~



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コメント 2

通りすがり

「空耳…」もどきですが。

ドヴォルザークの「新世界」で、「逃げてっちゃった。どっちへ逃げた。」と歌えるリズムがありますね。
また、学生時代にチャイコフスキーの「悲愴」で、クラリネットなどが「できない、できない、できない、できないよ!」と吹いているのに、オーボエは「でーきる、でーきる、でーきる、でーきるよ!」なのを見つけました。
指が回らない私としては、チャイコフスキーに大変感謝した事がありました。
なお、今でも私は、アマチュアオーケストラでオーボエを吹いていますが、相変わらす細かい音符は苦手です。

by 通りすがり (2010-06-14 05:48) 

Ayako

●通りすがり様
コメントありがとうございます。
そうですね~曲に歌詞つけて歌いましたよね。
私たちは新世界でいうと一楽章に「あ~らやだ~まーったやっちゃった~」でした(笑)
でも難しいリズムや連符などが出てきた時は、日本語の言葉をつけて練習するのはいい方法なんですよ。
例えば5連符なら「池袋」、7連符なら七文字の友人の名前など・・・
嘘かと思われがちですが、プロでも意外とそういう方法でリズム練習してたりするんですよ。
私も細かい音符は苦手ですが、メトロノームに合わせてゆっくりなテンポからコツコツやれば絶対にできるようになりますよ!!
お互い頑張りましょうね~
by Ayako (2010-06-14 22:37) 

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